中津を粋にする集い

アクセスカウンタ

zoom RSS 『学問のすゝめ十五編』を終えて

<<   作成日時 : 2011/01/13 01:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

【Today's Point!】

「信の世界に偽詐多く、疑の世界に真理多し」

 移り変わりの激しい世の中の形勢を見ると人間は変化の流れに圧倒されているようだし、西洋文明を信じ込み過ぎているし、日本の伝統や習慣を排斥し過ぎているように思う。日本と西洋の風俗、習慣を逆転して考えてみよう。
 
 もし日本の女性が「イヤリング」や「コルセット」で装うなら、洋学者先生たちは「日本は情けない。自然に従うのが最良であるのに、ことさら身体を傷つけ耳に荷物を下げ、女性の体で大切な腹部を締め上げて、蜂の腰の如くにくびれさせ、妊娠の機能を害し、出産の危険を増している。これでは家庭の不幸、国家の発展を妨げる。」と批判するだろう。

 また、宗教を例にすると、仮に親鸞が西洋人でマルチン・ルターが日本人であったなら、「宗教の目的は人間を迷いから救う事にある」親鸞上人は艱難幸苦の末、生涯を費やして宗教を改革した。現在では西洋の大半が浄土真宗に帰依している。上人の死後も信者が宗教上の争いで他宗教徒を殺した事も殺された事もない。一方、日本のマルチン・ルターが初めて旧教に異を唱えて新教を起こした。しかし、旧教は容易に服従せず、流血の惨事を繰り広げた「汝の敵を愛せよ」と言いつつ多くの罪なき民を殺してしまった・・・と言うだろう。(明治九年七月)

 西洋文明を学び習うのは良いが、無批判に信用する位なら、いっそ信じないほうがまだましである。何を信じ、何を疑うか。選択する力が必要なのである。学問とはつまる所、この判断力を養う事にある。


・・・・・・・・明治七年「民間雑誌」を発刊した頃から表現の自由が制限されていく。讒謗律(ざんぼうりつ:政府への中傷を禁ずる法律)、新聞紙条例(新聞を取り締まる法律)等、厳しい世情の中で、1年4ヵ月ぶりで書かれた十五編は中身の濃さダントツです。「自由は不自由の中にあり」ジャーナリスト諭吉の「志」が十六編へと続きます。



【Impressions!】

 エステティシャン(ひまわり)と名前のごとく明るく活動的な山下邦子さんもまた諭吉の大ファンでいらっしゃいます。

 「地元でありながら福澤諭吉先生の事は在学中にあの有名な語文・・・『天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずといえり』・・・知っている事はそれだけでした。今回本読みの仲間に入れて頂いて勉強していく内に福澤先生の深い人間性、人としての生き方を学ぶ事が出来ました。特に中津に対する思い、商売の知恵等、毎回感動の連続です。又、講師の福田一直先生は福澤先生の事を詳細に勉強、研究されていてわかりやすく教えてくださり、もっともっと勉強して自分を磨かなくてはと毎回の勉強会を楽しみに待っております。」



  


【Financial Report】

 会計報告です。

  お順さん基金 11名(内家族2組)×500円=4,500円 GET!
  ▲暖房費=200円

 合計47,200円となりました。

 寒い中皆さんお疲れ様でした。十五編は「信の世界に偽詐多く、疑の世界に真理多し」という逆説から、通念や定説に対して疑義を抱いて考えようという教えでした。あと残り2編となりました。皆さん最後まで頑張りましょう!(会計 松本)


『学問のすゝめ十六編』を読むは2月6日(第一日曜日)です。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
『学問のすゝめ十五編』を終えて 中津を粋にする集い/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる