第14回「福翁百話」講座

【第47話 女性の愛情】

 男尊女卑は長い歳月の悪習慣で、女性が窮屈や不自由を我慢することを淑徳とたたえ、平気で知らぬ顔を装い、世の女性が口を閉ざして訴えない惨状に追い込んだのは学者の罪でなくて誰の罪だと言うのか?学者は人情知らずの愚か者と言うしかない。

 女性の本質である愛情を束縛したままで(独り暮らしを奨励・多妻法等)その権力の軽重を論じている。これは封建時代の武士の二本差しを禁じ現兵隊の銃器を取り上げ、その魂のより所とするものをなくしたうえで士気を奮い起こさせるのと異ならない。だから、私は女権よりもむしろ女性の愛情の重要性を論ずる者である。女権振興の根本となるのは女性の愛情であるから。


【第48話 人事に裏面を忘るべからず】

 西洋の言に「移住地の組織は寺と酒屋と軒を並べて婚めて可なり」と云う。徒に言論の表を清くして却って人情の裏面を忘れ国家の実利益を空うする事が多い。
 

【第49話 事業に信用の必要】

 人間万事間違いだらけの世の中であるが、過誤失念は二度と繰り返してはならないから、信用の出来る人物を得て、無駄な手数と費用を省くことこそが事業には必要なことである。



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画像 7ページに及んで解かれた47話、女性の愛情について福田先生は唐の玄宗皇帝と楊貴妃の話(開元天宝遺事)から「解語の花」の故事を教えていただきました。

 「言葉を解する花」の意味で美人のこと。楊貴妃は外面だけでなく内面からも玄宗皇帝を魅了していたのですね。男女参画を叫ぶ自由な現在の私たち!「女性は太古の昔、太陽であった」の意味も含めて考えさせられた一夜でした

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【感想】

 6年前よりブログ(豊前中津黒田武士顕彰会)で中津の町興し(黒田官兵衛をNHK大河ドラマに!!)を頑張っている町のメガネ屋さん松本達雄さんのコメントです。

 「トイレに掛けている福澤諭吉の一日一訓の日めくり。毎朝読む毎に心が洗われます。こんなすばらしい物を良く作ったなあと感心しています。」


【会計報告】

 12名(内家族2組) 10×500円=5,000円
 ▲エアコン代=200円

 TOTAL67,200円

 暑くなって来ましたが月1回の読書の集いは頑張りましょうね。(会計松本)



次回第15回「福翁百話」講話は平成24年8月5日(第1日曜日)を予定しています。

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