第4回福翁百余話の集い

⑩独立の孝・・・たくましい独立心にささえられた孝行は幼少(中津)の頃より培われた。 

 
 俗諺に「言葉多きは品(本当)少なし」。父母に孝なればとて、自ら誇るに足らざるは無論傍より父母に孝なればとて自ら誇るに足らざるは人に耳目あるを見て驚くに足らざるが如し、孝行は驚くに足らず、驚くべきは唯不孝のみ、而してその至情の発する泉源は万物中の至尊至霊たる人の精神に在て存す裡にも表にも永久無変ならんことを願うものなり。



⑪立国・・・病人世界に薬(忠国、愛国)を投入。

 国交際の真面目(本当の姿)に義理人情なしと云うも可なり。世界中の人民は唯相互の衝突に煩悶して死生又死生するのみ誠に憐れむべき次第なれ。世界は恰も病人の世界にして病人の世界に止むを得ざるの薬品なりと独り自ら観念して兎にも角にも思想の幅を広くせんこと、我輩の祈る所なり。



⑫思想の中庸・・・人の財も欲も心を広げて考え直してみよう。

 開闢以来今日の人文盛大に到しは野心情欲の賜なりと明言して可なり、その欲の姿に上品下品の区別こそあれど、百欲皆可なれ。要は唯その釣合を失わざるに在るのみ、古人の云う中庸とはこの辺りの意味ならん。一家の道楽と戸外の道楽と是れ亦相互に平均し、その中庸を得て始めて社会の美事と云うべし。



∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽
 
 
画像

平成26年8月4日 大分合同新聞より



・盆に帰郷の娘の土産は「ココナッツオイル」でした。肥満と呆気予防に良いとの事。

・私のブログを見ている娘から「偏りすぎ」の評…。なるほど私も学者肌になってきているのか
・早朝の散歩で「奥さん、がんばってるね。自分の為、家族の為やけネ。」とおばさん(私)におばさんが声をかけてくれた。

 お節介と言われても、諭吉の教え「半学半教」は止められません。残暑をのり切り、お光様祭りを楽しみましょう。



 【会計報告 】

 13名(家族2)=11×500=5,500
         -100(エアコン)=5,400
 トータル¥43,000


 今月」の24日のお光様まつりにお順さん基金を利用させていただきありがとうございます。是非みなさんの参加で成功させたいと思います。一人でも多くの友達をお誘いください!(会計松本ひろ子)


画像




第5回福翁百余話の集いは9月7日(第1日曜日)6時からを予定しております。

第2回お光様祭り

画像

 
 慰霊の月、8月が参りました。
 
 第2回お光様御法要の日(388回忌 本当は26日)が間近となりました。第1回を考慮して、今年第2回はお祭り気分で行いましょう!というのも8月24日(第4日曜日)は大河ドラマ放映日で九州(中津)が登場のはず記念すべき8月24日と時を同じくしてのお光様の御法要です!

今中津は県内外からのお客様で賑わっています。私達粋の集いもささやかですが、おもてなしでたくさんのお客様とふれ合う「お光様を偲ぶ一日」を一緒に楽しみましょう。

画像画像

カナダへ行ってき来ました(平成26年7月4~10日)

画像左右の赤は太平洋と大西洋の海
中央の白は氷河
国を代表するメイプルリーフ


日本では大政奉還がなされ、諭吉先生が3回目の渡米から帰られた1867年(147年前)7月4日はカナダの独立記念日です。首都オタワはそれまでの統治国仏(ケベック州)と英(オンタリオ州)の中間点ということで選ばれました。5日間の滞在中の5つのパルピテーション(今朝ドラ「花子とアン」で流行の『ときめき』です)のレポートです。

①私のパルピテーション「ナイアガラ」

 今から1万2千年前に今の地点より11km下流で生まれたナイアガラは(原住民の言葉ニアガラ=轟き渡る意)。1年に3mも浸食されるので1965年水門を造り、1年で3cmに抑えられています。諭吉先生が活躍されていた頃の滝は500m手前まであった計算になります。それにしても水量と水の緑(藻)の色と臭いは現地でしか体感出来ません。

画像
アメリカ滝・ベール滝・カナダ滝
滝の中央に国境があります



②私のパルピテーション「ウェランド運河」

 ナイアガラの滝を迂回してエリー湖とオンタリオ湖の間を貨物、工業用、発電用水を配給している世界3大運河:スエズ、パナマそしてここウェランドです。



③私のパルピテーション「ザ・フェアモント・バンク・スプリング・ホテル」
 
 温泉が発見されて1888年に先ずホテルが建ち、町が開け、建国の中心となったホテルは重要文化財だけに今なお現役で雄々しい存在でした。

画像
3泊中には結婚式にも遭遇?




④私のパルピテーション「カナディアンロッキー」

 ロッキーフラワーと呼ばれる純水が岩を溶かし、湖に入り、光のプリズムによりエメラルドグリーンの魚の住める多くの湖が生まれました。地球の水の源です。


画像
絵はがきみたいでしょう!




⑤私のパルピテーション「トランスカナダ・ハイウェイ」

 大陸横断鉄道(5000km)に沿って世界最長舗装道路(7821km)が走っています。これは日本⇔カナダ間より長いと言うのですから驚きです。この旅で7821/500(往復)km』走ったその間にトンネル(1億2千万円)を5コ通りましたが、5コとも動物たちの為のトンネルです。

画像
ヘラジカと遭遇




 国立公園のあるアルバータ州は医療費0、学費(小学校まで)0、料金所0、駐車場0、トイレはくみ取り式、国立公園入場料\2000のみ。カナダは地球温暖化を目の当たりにして、大自然に自然体で真摯に取り組んでいる、自然を観光にに生きているから・・・自然と共に・・・・・・すがすがしい一週間の旅でした。

画像画像画像





 

第3回福翁百話余話の集い

 ⑦文明の家庭は親友の集合なり~父厳母慈の主義は男尊女卑の悪習。
 
 父厳母慈の家庭はむかしむかしの事として、今は家の内に長少前後の別はあるも、他人行儀に尊卑の階級は無益なり。老人は家友中の長者にして、年少き子女は新参の親友なり。共に誇り、共に笑い、共に勤め、共に遊び、苦楽貧富を共にして文明の天地に悠々たるべし。


 ⑧智徳の独立~独立は精神の独立こそ大切。
 
 抑も人を万物の霊と云うは何ぞや。霊妙不思議の点があるが故なり。唯自尊自重独立して人間の本文を尽くす一点にあるのみ。独立自尊の本心は百行の源泉にして、君子の言行は他動に非ず。都て自発なりと知るべし。


 ⑨独立の忠~文明の目的は人間社会の安寧に在り。
 
 古人の言に「その食を食む者はその事に死す」(国君が臣下を養い臣下は衣食の返礼に忠義を尽くす)と云う。この義、果たして然りとすればその食を食まざる者はいささか不忠にても苦しからずとの意味も生ぜざるを得ず。左りとは治安の為に危険至極ならずや。卑怯、忠義の発源を他動に帰して人生自尊の本来を忘るるが故に、斯る危険に陥ることなり。人間社会の安寧の根本は人々自らその身の尊きを知りて随って社会の利害を判断するに在り。 


∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽
 
 独立自尊の境界を去ること遠しと云う可し(尚商立国論P490)(明治23年)の中での記述が最初

 「独立」とう古典中国語では「道」の在り方を説明する言葉。……(道は)独り立ちて改めず、周く行いて殆からず(老子・第25章独立)

 「独立自尊」の語と共に人生陶治の指標として「半学半教」(人から学び、人に教える)(慶応義塾改革の議案)の語も集いで実行していきましょうと、福田先生はすばらしい言葉を教えて下さいました。




 【会計報告 】

 10名(家族1)-1=9×500=4,500
         -100(エアコン)=4,400
 トータル¥37,600

 暑い毎日ですが、皆さんの体の調子は大丈夫ですか?先生の元気に負けずに皆さんも頑張りましょう!8月は読み会の後、お光様の法要があります。力をかして下さい。成功させましょう!(会計松本ひろ子)



第4回福翁百余話の集いは8月3日(第1日曜日)6時からを予定しております。

第二回 福翁百余話の集い

 ④金と自身と孰れか大事・・・金より重きものは健康なり。
 
 不養生なる富豪の病身、学者の短命等、その由来する所は財産を作りて独立の生活を立するなりと云う。目的の如く、独立の生活を成り得て、その身は既に廃物と為る。実にすぎて自身を忘れたるものと云うべきのみ。


 ⑤独立の根気・・・志は徹頭徹尾貫く根気が大切。
 
 西洋に遊学したる者が勤学の後、帰国したる時は如何にも、盛にして、この男こそ真実独立の意味を解したる者ならんと、思いの外、何時の間にやら、日本の風に吹かれて心身軟弱、たわいもなき通俗男子に化し去る例は、年来余が親しく実験する所なり。


 ⑥独立者の用心・・・独立者は不言実行
 
 真宗の教えに、念仏行者は人に悟らるる勿れと云うことあり。余も亦、この教に倣い天下後進の学者が漫に口にのみ独立を言わずして、深く心中に人を信じ、黙して之を実行上に現わさんということを願う者なり。
 


∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽
売薬訴訟事件(M15年~18年)

 若き日、2度もチフスにかかり生死をさまよった。諭吉先生は、金より健康が大切と力説、「居合」、「散歩」、「米つき」と抜かりなく努力の方でしたが、西洋の薬がまだ入ってこないあの頃、時事新聞等に新聞広告としてコマーシャルされる薬をどのように思っていたのでしょう。自ら起し3年もの売薬訴訟の引き金となった時事新報論説です。

第1.売薬は人の病のために効力はなきものなり

第2.売薬は事実に無効なるも、寒村、へき邑、医薬に不自由なる土地においては、なおこれを服用して情を慰むるに足るべし。

第3.今回の布告は売薬が無効無害であることを前提に、なお買いたい人は従来通り買えるので人情を害することもなく、国家の歳入を増やすものであるから、良法である人智が進歩しても、売薬の無効が知れ渡るのは数百年も先であろう。売薬に頼るような者は、日頃から衛生に不注意で、ほかにも迷惑を及ぼす無学無知の者が多いので、この輩の手より出る売薬税をもって、国の衛生法に費やすは自ら醸すところの禍を治め、またこれを防ぐに本人の自費をもってせしむるに異ならず。名も正しく実も適当するものというべきなり(M15年10月30日付け)(慶応講師 都倉武之氏より)

明治16年3月3日の判決は全面敗訴
明治16年9月27日の判決は敗訴
明治18年12月25日の大審院判決は逆転勝訴


 先生の歯に衣着せぬいいようで世に問いかける生き様は、黒田勘兵衛と似ている。
①国を思う
②富貴を望まず
③水五訓=天地自然の道理を畏敬
④一夫一妻を貫く   
と福田先生は締めくくられました。



 【会計報告 】

 10名(家族1)-1=9×500=4,500
         -100(エアコン)=4,400
 トータル¥33,000

 日増しに暑くなってきました。体に気をつけて月1回の顔合わせに元気に出かけて来てください。(会計松本ひろ子)
画像


7月の第3回福翁百余話の集いは7月13日(第二日曜日)6時からを予定しております。

中津懐古 その2

 私共は「諭吉語り部」の福田一直先生より為になる楽しいお話をいつも聞かせてもらっています。先生が「昭和の町の風景」を大分合同新聞に寄稿されていました。無くなってほしくない、時の声。チャイムではない鐘楼のお話です。

画像

2014年(平成26年)5月15日 木曜日
大分合同新聞より

中津懐古 その1

 豊後高田の昭和の町ではないけれど、中津の昭和のお話を1つ聞かせてもらいましょう。

 後藤 文子さん より

 
 「私の思い出を語れば、祖母は明治生まれ耶鉄の平田で生まれ、父親が繭をを天秤で担いで魚辻に売りに行き、土産に赤鼻尾の下駄を買って帰ったと、孫の私達を集めて語った。昭和12年生まれの私に嫁は戦前戦中戦後を知る貴重な年代と云う。『それでは』と若いお母さんに昔語りと語っても面白くないらしい。昔、子供は集まって桑の実を食べた。アーンと口を大きく開けて真紫の舌や歯を見せ合って笑った。隣の小母ちゃんが八枚鍋で糸取りを始めると、糸車が面白くて見ていた。夕方になると、食べよとサナギの入った小ザルが届く。母は甘辛く煮て夕食のおかずにした。生活が身近にあった昔、なつかしく思うのは喜寿の年代だけですね。」

画像

第1回「福翁百余話」の集い

 ①人生の独立(独立には経済と精神の独立がある)

 生まれて父母の養育を被るは、人間普通の約束にして、子はその徳を忘るることあらざれども、一人前の男女となりたる上は最早、他に保護を仰ぐべからず。独立の文字は解すること容易にして身に行うことは難しと知るべし。


 ②博識は雅俗共に博識になるべし(血に交わりて赤くならず)
 

 博き知識とは必ずしも善き事のみを知るに非ず。之(俗)を知りて之を行う者は小人にして之(俗)を行わざる者は君子なり。世間博識の君子として能くこの任に当たるべし。


 ③独立は独り財産のみに依るべからず
  (人生の独立は心の独立こそ大切)

 
 近来都会の地にては西洋風の交際とし、婦人も男子と共に外の交わりに忙しきものあり。婦人の外出固より咎むべきに非らざれども、西洋風の新参者と名づくべき男女は外の交際のみに心を尽くして却って楽しき我家団欒を打忘れ、相互にその為す所を知らず、その思う所を知らず、古人の語を用うれば「父不父、子不子」(ちちちちたらず、ここたらず)(孝経)遂にその子は如何なる者に成行くべきや。
 独立には銭の外に大に重んずべきものあるを悟るべし。


∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽◎∽
 
 祝!富岡製糸場(群馬)世界文化遺産決定

明治5年(1872)  政府が日本近代化のため設置した
            模範器械製糸工場
(当時、全世界には数千の製糸工場があったが、今ではここだけ)
(輸出総額の約70~80%以上を占めた時もあった)

明治13年 (株)富岡製糸工場として独立
明治14年 片倉製糸紡績(株)に合併

昭和62年(1987年)3月 操業停止
                会社理念「売らない,貸さない,崩さない」

平成17年(2005) 富岡市に寄贈し、重要文化財に指定

 三井時代(1891年)中津より工女25名を富岡へ研究生として派遣。中津藩士族たちは製糸会社「末広会社」を設立。その後富士紡、鐘紡等中津の発展へと続く。

:大番頭=中上川彦次郎
:初代所長=津田興二
:呉服部専務理事=朝吹英二 (富岡ホームページより)

 
 人生に独立の章で、福田先生から富岡製糸と中津との関わりを教えていただきました.。近代日本産業の波は福澤山脈により確実に中津にも押し寄せていたのですネ。その賑わいの余韻を幼き日の私も微かに覚えています。なつかしい良き時代を経験した団塊の皆様!!多いに昔を語り合いましょう。そこから慶應義塾の理念でもある「自我作古」(我よりいにしえをなす)です。新しいものを生み出せるかも…。
画像


 

【会計報告】

 7名(内家族1)=6×500=3、000円
            TOTAL:28,800円

 次の勉強本(学問のすゝめ)の指南書を福田先生からいただきました。先生の元気に負けないようにみなさん読み会頑張りましょう。(会計 松本ひろ子)



第2回福翁百余話の集いは、平成26年6月1日(第1日曜日)PM6時~を予定しています。




福翁百話を終えて。。。

 世の中に人の心の同じからざるは、その面の如く、人の言行をして己の意の如くならしめんとするは、固より無理なる所望にして、その趣は恰も、他の面を装うて我面に似せよと命ずるに異ならず((九十八話)

 とても心に残るお話しでした。とはいえ、福翁百話は3年間御一緒に諭吉先生の著書を繙き、感動し、頷いてきた集いの仲間方達は同志(同じ志に向く)だ!と密かに思う此頃です。

 諭吉先生大好き。福田先生はもっと大好きな御二人から感想文を寄せていただきました。

 
 藤本 博さん より

 福田先生、いつもありがとうございます。そして同志の皆さん、ありがとうございます。素晴らしい環境の中、こうして福澤哲学を学ぶ時間をつくって頂いていることに感謝申し上げます。丸3年の歳月をかけて『福翁百話』を終了しました。とても価値のある現代に生きる学問です。福澤先生の学問経験から得られた人生観、いわゆる哲学をひしひしと感じます。

 「一身の独立なくして一国の独立なし(国民一人ひとりが独立しなければ国家の独立などありえない)」そう説いて福澤先生は「民」であること「私立」であることに誇りを持ち続けた。そして「民」の立場から民衆の知的水準を高める為に正しい知識を与える啓蒙に尽力し続けた。福翁百話はまさに国民啓蒙の書であると思う。

===========================
 胸中におさめていて一部の人々と語り合うのみであまり公表しなかった宇宙観、宗教観、人生観に類するような命題について綿密巨細にわたって語り出している。さまざまな問題についての持論を角度を変え表現を改めてくり返し展開している。さらに当面の課題として当時の日本のいわゆる一部の上流家庭の実態、紳士の不品行等についてきびしい批判を加え、女子の地位向上、家父権の排除を説き、円満な家庭教育の重要性を訴えている。
【解説 服部禮次郎】
===========================

 今後とも勉強させて下さい。よろしくお願いします。



 黒田 幸子さん より

 「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず…」
 福澤諭吉先生の代表的な一訓は、今もなお私達に強烈な発信をして下さっています。月1回の本読みに参加させて頂き、学ぶ事の大切さを実感しております。福田一直先生の留まる事を知らない向学、研究の深さにはいつも脱帽です。まるで「学問のすゝめ」そのものを実践されていて、人は学び続けなければならないという事を身を持って教えて下さっています。人は、実生活に役立つ学問を身に付けるべきである。という諭吉先生の教えにうなずき、今なお新鮮な感覚で刺激を受け続けています。中津が世界に誇る、福澤諭吉先生の貴重なサークルに、もっと、もっと多くの人に興味を持って頂き、一人でも多くの人に参加して欲しいなと思っています。


画像
           我が家の咸臨丸(黒田幸子先生制作)

第30回「福翁百話」講座を終えて

【最終話 第100話 人事に絶対の美なし】

 一夫一妻論、火葬論、忠君愛国論、風流遊楽論、人爵天爵論、経済勤勉論、男女同権論、四海兄弟、一視同仁論、等々…。今、世界は開闢(カイビャク)以来なお少く、人間社会の出来事に絶対と言える褒められる事はない。唯、いつの世か物理学をきわめて、一切万般を包羅して光明遍照、一目瞭然、今世の暗黒が白昼に変わることは疑いない。


------◇◇◇------◇◇◇------◇◇◇------◇◇◇------
   
           現代に生きる福澤諭吉のことば
    東洋になきものは有形においては数理学。
    無形においては独立心
(全集第7巻 抜粋)

 東日本大震災を経験した直後の4月13日から始まった福翁百話でしたが、丸3年かけて読み終えました!

 諭吉先生が私共に語り初めた第1話は宇宙(天)でした!
 まだ受け入れる事が難しいですが、宇宙観、宗教観、人生観へと続きました。最終100話で幼い人類も物理学によって有形無形すべてを含めた世界を知り、尽に宇宙全体を理解出来る未来が必ず来る。と、先生の目は明るい未来の姿を見通しています。先生の言うウジ虫に過ぎない人間だけれど、広大な心をもつ人間だから出来る!と。それには美を愛して美しい人生を送ることが大切といわれています。夫婦仲睦まじく、子供には実学を身につけさせ、子々孫々に及べば一身独立し、一家独立し、一国独立した日本国となる…と。

 今、150余年を経てなお、一言一句愛にあふれた3年間のお話でした。来月からの百余話はどんな心が和らぐお話になるのか、皆さんと楽しく耳を傾けることといたしましょう。


------◇◇◇------◇◇◇------◇◇◇------◇◇◇------
   
【会計報告】

 8名(内家族1組) 7×500円=3,500円

 TOTAL=25,800円

 最後の100話に欠席で残念でしたが、完了したとはうれしいことですね。これで学問のすゝめと福翁百話と2冊無事済みました。又、次はどのような方向に進みますか、皆さん楽しみに来月を待っていると思います。新しいものに取り組んでいく月1回の顔合わせ、続きますように(会計松本ひろ子)

画像



第1回福翁百余話の集いは、平成26年5月4日(第1日曜日)PM6時~を予定しています。