テーマ:2014年の活動

第8回「福翁百余話」の集い(最終話)

 ⑱貧富苦楽の巡環。    第一世が無より出発し、大に家を興して辛苦中に苦死すれば、第二世は無為安楽にして、大に財を散ずること、恰も第一世が老余にに行うべき所を第二世の生涯に行い、第三、四世に至りてますます散財し、ますます失望して遂に心身の所在を失うは、即ち第一世の臨終に異ならず、新陳代謝は限りなきこそ文明世界の奇観なれ。然らば仮令…
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福澤諭吉先生のお誕生日会

 今年ノーベル平和賞を受賞したパキスタンのマララ・ユフスザイ(17才)の言葉  「1本のエンピツがあれば!1冊の本があれば!   子供達に世界が教えられる!!」 には感動しました。「私には教育を受ける権利がある」・・・の言葉には日本の文明開化の幕を開いた福澤諭吉先生の言葉と重なります。恵まれた今の日本のありがたさを感じ…
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第7回 福翁百余話の集い

⑰物理学  宇宙自然の真理原則に基づき、物の数と形と性質を詳にしてその働を知り、遂にその物を将て人事に利用するもの、之を物理学と云う。我日本国の新文明が始めて入来したるその路を尋るに、正にこの物理の門よりしたるの一事なり。 ☆宝暦明和(1763~4年)奥平藩医師前野良沢と若州酒井藩医師杉田玄白と同志3、4名にて日本人初めて蘭…
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第6回 福翁百余話の集い

⑯貧書生の苦界 文明の発達は寒国に在り。…寒貧を以て、直に利ありとするは、道理に於いて大間違いの話なり。不自由なく学資を給して心身を学問の一方に専らにせしむるより善きはなし。誰か貧乏は書生の薬なりという。余は正反対に書生の学業進歩を妨ぐるものは貧乏より酷なるものは無しと明言する者なり。 ※築城書 百爾(ペル)之記 安政3…
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第5回福翁百余話の集い

⑬人に交るの法易からず~喜努色に表さずで助けられた。 諭吉が少壮の頃、血気欺く、静穏なり得ずして、苟も、意に適せざれば怒るの常なり。幸いにその怒を呑むの常なりしに、他人と争論したることなれども、怒を内に呑むと外に発するとに拘わらず、人生の感情は意外微妙の辺に動くものなれば人に交わる法易からず。 ⑭名誉 ~自然にその人に備…
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第4回福翁百余話の集い

⑩独立の孝・・・たくましい独立心にささえられた孝行は幼少(中津)の頃より培われた。     俗諺に「言葉多きは品(本当)少なし」。父母に孝なればとて、自ら誇るに足らざるは無論傍より父母に孝なればとて自ら誇るに足らざるは人に耳目あるを見て驚くに足らざるが如し、孝行は驚くに足らず、驚くべきは唯不孝のみ、而してその至情の発する泉源は万…
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第3回福翁百話余話の集い

 ⑦文明の家庭は親友の集合なり~父厳母慈の主義は男尊女卑の悪習。    父厳母慈の家庭はむかしむかしの事として、今は家の内に長少前後の別はあるも、他人行儀に尊卑の階級は無益なり。老人は家友中の長者にして、年少き子女は新参の親友なり。共に誇り、共に笑い、共に勤め、共に遊び、苦楽貧富を共にして文明の天地に悠々たるべし。  ⑧智…
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第二回 福翁百余話の集い

 ④金と自身と孰れか大事・・・金より重きものは健康なり。    不養生なる富豪の病身、学者の短命等、その由来する所は財産を作りて独立の生活を立するなりと云う。目的の如く、独立の生活を成り得て、その身は既に廃物と為る。実にすぎて自身を忘れたるものと云うべきのみ。  ⑤独立の根気・・・志は徹頭徹尾貫く根気が大切。    西…
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第1回「福翁百余話」の集い

 ①人生の独立(独立には経済と精神の独立がある)  生まれて父母の養育を被るは、人間普通の約束にして、子はその徳を忘るることあらざれども、一人前の男女となりたる上は最早、他に保護を仰ぐべからず。独立の文字は解すること容易にして身に行うことは難しと知るべし。  ②博識は雅俗共に博識になるべし(血に交わりて赤くならず)  …
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第30回「福翁百話」講座を終えて

【最終話 第100話 人事に絶対の美なし】  一夫一妻論、火葬論、忠君愛国論、風流遊楽論、人爵天爵論、経済勤勉論、男女同権論、四海兄弟、一視同仁論、等々…。今、世界は開闢(カイビャク)以来なお少く、人間社会の出来事に絶対と言える褒められる事はない。唯、いつの世か物理学をきわめて、一切万般を包羅して光明遍照、一目瞭然、今世の暗黒が…
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春が来ました

 春は名のみの 風の寒さよ~…とはいえ。  雛のお姿に思わずほほえみ、幸せな気持ちになれる春が来ました。  3月2日の第30回「福翁百話」講座は(私の不注意で)集会2時間前に中止となり、申し訳ありませんでした。  そこで、今一番売れっ子の豊前中津黒田武士顕彰会の松本達雄さんに、東に西にお忙しい中、最も…
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第29回「福翁百話」講座を終えて

【第98話 大人の人見知り】  世の中に、人の心が同じでないのは顔と同じで、雅俗、清濁、剛柔、緩急、人それぞれ天性がある。人の言行を自分の意のままにしようとするのは、他人の顔を自分に似せようと命ずるのと同じである。社会の先達である知識人が、、時に本能的に愛憎の感情から抜け出せずに人との交際を狭くしているのは、当事者だけの不幸だけで…
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