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中津を粋にする集い

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中津を粋にする集い
ブログ紹介
大分県中津市を中心に在住する
粋なおばさま、おじさまたちによる
中津市を粋な町にしようという集いです。

【写真】
福田一直先生の卒寿記念品
「諭吉音頭 オルゴール」
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おめでとう 中津

2017/06/13 08:29
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「他人に文句を言うより自分でやりなさい。」
(学問のすすめ16編)第2弾


 いつも利用させてもらっている北部集会所へ、補助デスクを寄贈させていただいた所、市長と懇談出来る機会をいただきました。
 
 懇談の日、中津市へお祝いのプレゼントとして、お順さんのブローチと夫と離別して子供5人を連れて中津に戻った第一歩の場面「お順さん中津からの出立ち」を人形にして伺いました。
 以前、市長は「今一番会いたい人は?」の質問に「福澤諭吉先生」と答えられた方だけに、諭吉先生の話に花が咲いた事はもちろん!殊に今回「耶馬溪競秀峰が日本遺産に決定!」を、市長と共に喜び合えたことはうれしい限りでした。
 益々、粋になる中津が楽しみです。



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第3回 「日本男子論」を終えて P 183〜193

2017/06/07 23:08
後世子孫の幸福 

 外国と交際を開いた今思う事は、政治(人)社会は潔清無垢で、一点の汚痕もあってはならない事です。又、外国人に我、日本国の事情を知ってもらう事も大切です。外国人に日本国中外観を飾り、西洋流の文明開化にならい、労して功無く、費やして益の無い事が行われていますが、居然自得(あくせくせず悟る)して、ありのままのアジア人日本を知ってもらうべきです。

 外国人のヤソ教についても、ヤソの教えは果たして立派で立国に必要ならば、我国にも無名の教民がたくさん居て、決して日本は不徳の国ではありません。…只、男女関係(交際)論に及べば、今の醜行を恥じずにはいられません。

 日本には未だ、真実の家族は無い!家族が無いという事は国も無い!…未だ国を成していない状態です。早急に我国軽薄男子は、徳義上の過ちを改めなければなりません。内行の醜美は、自身の内の問題ですが、今流行のコレラ毒と同じように、一点の汚痕は、精神を腐敗せています。何の言い逃れも出来ません。

 後世子孫の幸福とは、何をもって最もとするか 
 「独立の対面を維持し、日本国の栄名を不朽に伝える。」事、日本男子は身を思い、国を思っていただきたい。



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※八重
 (緒方洪庵の妻)


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 諭吉を育てた二人の母。
 両性の協力が新しい家、新しい社会の構成の単位となるだけでなく、文学、教育、実学に於いて女性は社会に貢献すべきである。(諭吉)




会計報告

【お順さん基金】
@ 6名(内家族1)5名×500円=2,500円
                ▲100円(エアコン代)
A  57,640円(前月基金合計)
  ▲42,040円(寄贈机代)           
   ▲5,000円(市長お土産人形代)      
6月4日現在 (@+A)基金残高 13,000円
              
 寄贈する机が届きました。今回欠席の方も来月楽しみにお越し下さい。(会計・松本ひろ子)




第4回「日本男子論」最終話を読む集いは7月9日(第2日曜日)※変更されています。
PM6時〜7時30分
を予定しています。



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第2回 「日本男子論」を終えて P177〜P183

2017/05/10 20:46
君子の身の位(品格) 

 主人が家内を軽く見て、風波の動揺を胸中に持っている家で、日々、夜々、子女達が養育されれば家の貧富に関係なく、和気悠々として春を思わせる幸せな家庭が出来るはずがありません。
 品格のある君子とは「屋漏に恥じざる(詩経:人の見ていない所でも恥ずかしい行いをしない)」…の一義です。
 読書生や僧侶のように難しい事を忍んだり、他の人が出来ない事を努力し、精神を高所に進めれば、醜世界に生きる身でありますが、精神は一度定まれば、その働きは人倫の範囲に留まらず社会教育の運動となり、浩然の気(孟子:何ものにも屈しない勇気)は浮世の汚穢(オワイ)にも妨げられるどころか寛大となるでしょう。

 今、国を立てようとする時、私は無学無術な人と共に在ても、有智な妖怪とは志を共にしようとは思いません。時事新報(10/6〜12)に述べましたが、後世万々年に伝えたい事は「社会の公徳の元は家の私徳にあり!」即ち、戸外の義士は家内の好主人であると言うことです。封建制度にも決して許されない不品行が今日も平然と行われているのは、何のための学術技芸なのでしょうか。 


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 お順さんは中津の三賢母。(島田虎之助)
 歴史を創った偉人の母17人。(御母堂物語)
 に取り上げられています…少しずつ見えて来ましたね。


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会計報告

 お順さん基金
 5名×500=2,500円             
 基金合計=55,140円

 連休のためか皆さん集まりが悪くとても残念…な5月でした。
 皆さんの承認を得てお順さん基金で補助デスクを長年お世話になっている北部集会所へ寄贈させてもらおうと決めました。6月4日の集いから使えます。お楽しみに!!(会計・松本ひろ子)


第3回 P183〜「日本男子論」を読む集いは6月4日(第1日曜日)PM6時〜7時30分を予定しています。





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お順さんと大阪

2017/04/11 00:01
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 お順さん(20才)と百助さん(32才)の新婚時代(12年間)の地、大阪を訪ねてきました。

 5人の子供を産み育んだ大阪堂島玉江橋北詰にあった中津藩蔵屋敷での生活はドラマになれば貧しいながらも幸せで生き活きと暮らすお順さんが描かれることでしょう!!


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玉江橋工事中の写真は、夫を亡くし、5人の子供を連れ傷心の帰郷をした安治川口の船着き場のあった場所は、わかりませんでしたが、かつての住居に一番近い玉江橋を見つけて感激でした。

(たの)しむという意の適塾
「先生の平生、温厚篤実、客に接するにも、門生を率いるにも、諄々として対応倦まず(丁寧に諭し教える)、誠に類ひまれなる高徳の君子なり」(福澤諭吉)


 我集いが応援している、黒田武士顕彰会のメンバー(中津沖代ライオンズクラブ)が、姉妹提携をしている御縁で、大坂福島ライオンズクラブに訪問し、協力をお願いしてまいりました。会員28名の皆様には、もちろん、粋にする集いオリジナルの「ひゞのをしへ」と諭吉を抱いた「お順さんブローチ」のお土産でよろこんでいただきました。


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           ブローチ製作:黒田幸子






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第1回 「日本男子論」を終えて

2017/04/08 02:24
夫婦親愛恭敬の徳は
天下万世百徳の大本
 

 世の中の始まりは我が日本に於いては、独化の神「国常立尊(クニトコタチノミコト)」があって、後に夫婦の神「伊弉諾尊(イザナギノミコト)」、「伊有弉冉尊(イザナミノミコト)」で始まりました。
 夫婦以来、初めて人生至大至重の道徳の必要が始まったのです。その必要性は幾百千年を経る間に、一国一社会を創っていく大本である百徳(茲、考、悌、友)を生じてゆきます。
 起源である一対の夫婦から生じた百徳には、家内の徳(私徳の情)と家外の徳(公徳の道理)がありますが、漢の道徳論者の間違いは、社会の維持、繁栄、幸福を求めるあまり、家外を先にして家内を後回しにしたことです。私徳の情の恭敬が出来てこそ、公徳の道理も円満にゆく。万物の霊である人の人たる所以の敬の意も成されるのです。

 栄枯無常の人間世界にあって、さて一夫多妻、一婦多男は果たして天理に叶う事か?私は断じて反対です。なぜかと言いますと、古今世界を見ると、いずれも一男多妻を禁じられていない事実は、家名(跡継ぎ)を重んじる由と怒(ユル)すとしても、歳月を経る内に最も不幸は、男尊女卑の悪習が子孫に圧制卑屈の根性となったばかりか、美事と誇る者がいるからです。表に破裂しないだけで、動揺は互いの胸中に充満しています。


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福田先生資料より
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 福澤先生は公権力が人民の内面に干渉したり、学校制度を通じて忠君愛国思想を注入しようとしていると批判した先生の進歩的立場は、明治14年に変化(挫折)する。又、明治17年〜18年の清仏戦争はヨーロッパの東アジア植民地化の動きに強い危機感を抱く。


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                 平成29年3月28日大分合同新聞より

 先日孫がランドセルを背負った姿を写真で見せてくれました。古いランドセルは発展途上国の子供へ送る活動もなされているとか…久々に日本の「もったいない」の心に触れたすがすがしい記事でした。

 そうだ!上津小学校から中学校へ巣立った一人の6年生だから、中津を粋にする集いがプレゼントした「ひびのをしへ」が届いているはず!!…と、益々うれしくなりました。

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}会計報告

お順さん基金
10名(内家族1)=9名×500=4,500円
            エアコン代=▲200円

           基金合計=55,140円

 桜が咲き始めだんだん日一日と暖かい日が近づいて来ました。一人でも多くの人が先生のお話を聞けることを願います。(会計・松本ひろ子)


第2回P176〜「日本男子論」を読む集いは5月7日(第1日曜日)PM6時〜7時30分を予定しています。



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「日本婦人論 後編」(最終回)を終えて

2017/03/07 22:53
国際人としての日本女性を期待す  
 
 世間の反応を待つまでもなく、我々が進めて来た西洋風を取り入れた文明開化はなされましたが、気になることがあります。それは今の日本女子の無智勘弁(無智をわきまえる)であります。

 むやみに読み書きの代わりに洋語を語り、物知り顔で針をもつことを忘れ、目上の人を見下して出しゃばるばかりか、男子に向かっても憚る色もなく、言葉粗く、立ち居振る舞いも穏やかでなく、酒も煙草も…俗に之をオテンバと言う。けれど、そのオテンバは男子のグズに比べればまだまだ矛和です…昔同じ言語挙動、同じ礼儀会釈をしても女子なるが故に咎められ、男子なるが故に許される世の中でした…そんな不公平はあってはなりません!

 日本婦人論は面白く、新奇!新奇!と浮かれて誤るだけでなく、遂には全く趣意を逆さまに解する者が出て来ております。この事は記者の筆の表現法のまずい罪でありますので、大いに反省せねばなりませんが、誤っていたと止めることはいたしません。
 30年前我国が開国した折、不都合な者(事)がたくさんありましたが、年月が過ぎる内、自然と外国との交際にも慣れ、世間は穏やかになりました。
 
 家のため国のため女性を引き上げ、国際人としての日本にする日本婦人論の奥意は理解されて行く事でしょう。

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愛のみならず、敬によって結ばれた夫婦関係
一代の夫婦で系図も夫婦の系図。夫婦相互の経済的自立…まさに21世紀の家族像です。


 読み進む箇所、個所で、諭吉先生から頭を小突かれ、小突かれっぱなし 最後は「今の日本女子の無智勘弁さになさけない」と言われました…古希の進むべき道を示してくださったありがたい日本婦人論でした。


 我が集いのお宝!骨董品!生き字引!必殺遊び人!マルチ先生こと後藤文子さんのコメントです。
 
 『諭吉の婦人論を読み終わった。読み進むにつれて母の人生と重なり、母を思うことしきり。昭和12年生まれの私は今年80才になった。母の年齢を越えた今、母を思う。洗濯機も電気釜も無かった時代、寝たきりの祖母の世話を6年もした。山移川に寒い日、雪の洗濯に行く。社会的に常識人であった父のねぎらいの言葉を一度も聞いたことがなかった。そして祖母が亡くなる。すぐに横の家のじいちゃんが寝込んだ。息子夫婦は働きに行く。見かねた母は少しお世話をした。集落でうわさになり、「ヨシ子さんはまだ年寄りの世話が仕足りんじゃろう」とうわさされた。その悪口を聞くと私の前で狂ったように泣いた。子供もそれぞれ家を出て父と二人の平穏な日々は長く続かなかった。膵臓癌が見つかり末期であった。ベッドの脇の父と私に「いい時きゃ、ちょっとん間」と言った言葉が今も頭から離れない。男性は長年連れ添った伴侶に優しい言葉を。「すまんの」、「おおきに」の優しい言葉を。伴白髪となればなおのこと、いたわりの言葉を。昨日は言いましたか?今日はどうですか?』

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             「絵手紙」: 後藤文子





会計報告

  お順さん基金
  12名(内家族1名)×500=5,500円
    エアコン代=▲100円

     基金合計=50,840円

 女性論が済み、今度は男性論です。みなさんの現実と比べられることができるでしょうか?(会計 松本ひろ子)


4月の(P167〜)「日本男性論」を読む集いは平成29年4月2日(第1日曜日)PM6時〜7時30分を予定しています。



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第6回 「日本婦人論 後編」を終えて

2017/02/09 00:13
敬意があらざれば、妻を視ること犬猫の如し  
 
 今、一般の良家でも、西洋文明の学者でも、男女同権と聞いて怒る人はいないことはない。儒者の地金(表)と文明のメッキ(裏)を都合次第に使い分け、妻を愛することは知っていても、敬することは知らない。その敬とはどういうことなのでしょう。
 何一つ不自由なく、衣食も十分、世間から見ても結構な夫婦でも、精神の事を軽んずる時は、飼い犬に二汁五菜を食わせ、猫に錦の着物を着せるようなもので、只、愛するだけで、敬しているとは言えないのです。

 近来、わが国に国会が開設する勅諭(天皇からの告げられた文書)が出されました。
 そもそも国会とは、国中の人民が政事(まつりごと)に参加するのです。政府の役人ばかりで独り占めにするのではありません。家の男子を政府に、女子を人民にたとえて見ますと、果たして圧制としか、専制としか言いようがありません。男子が家の財産を婦人に告げず、家の内外の事にくちばしを入れさせないと、尚甚だしいのは、男子が不品行を犯して快楽をほしいままにして婦人を家に閉じ込め、自由を奪っている。暴政府が百姓(民)を苦しめている事に、違いはありません。
 国会を司る人物は、圧制専制の家より出頭し、一家では唯我独尊無理無法の者たちと、答えるしかありません。

 家と国とは、成る程、別のものと言うのであれば、なにとぞ国会も、家会も、婦女子に敬を持って家政参与の権を与えていただきたい!!


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大観院独立自尊居士
福澤諭吉先生117回忌(平成29年2月3日)


 今年の講演会は、我集いは繙く事が出来ないであろう「文明論の概略」(宮内環センター所員)でした。

 私ははからずも、宮内先生と「パリの福澤諭吉」(山口昌子著)のお二人に出逢えて(講演と本の中ですが)感動ものです…。
 本は文久遣欧使節団(1862年)での事ですが、諭吉先生の三大事業(慶応義塾、時事新報、交詢社)へと展開してゆく礎となる、ありとあらゆるものから、ありとあらゆることを吸収する1年余が垣間見られます。
 そして、国を愛する27才の青年諭吉がさて、日本国はどうすればよいか?どうあるべきか?と、40才で書き上げた文明論の概略です。

 「すばらしく立派で、こんな読み応えのある書は他にない」
                            (宮内先生談)

 …何だか読みたくなりました。

 パリの写真家ポト―も、内部から燃え上がるかのような熱いオーラに惹かれて、思わず斜め横から(皆は2枚なのに)例外的に三枚目の写真のシャッターを切ってしまったのでしょう。


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会計報告

  お順さん基金
  12名×500=6,000円
    エアコン代=▲200円

     基金合計=45,440円

 記念講演も無事に済み、出席された方は話を聴かれて身近に感じたのではないでしょうか。より一層これからの読み会が続けられたら良いですね。(会計 松本ひろ子)


第7回(最終回)「日本婦人論 後編」を読む集いは平成29年3月5日(第1日曜日)PM6時〜7時30分を予定しています。




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第5回 「日本婦人論 後編」を終えて

2017/01/20 23:46
男女平等がつくる品格のある社会!  
 
 今、世間の風習となり、人々の口の端に言われていることを婦人の立場に立って、日本の発展の為に指摘してみます。

 「妻をめとるは子孫相続の為」と云うのは、「釜(妻)を買うは飯を炊くためだ」と云っているのでしょうか?と言うことは、飯を炊かなければ釜はいらないし、子孫がいらなければ妻もいらないということになります。

 「腹は借り物」と言われます…この世に生まれる子は、父の子で母の子ではない。又、子無き女は去れ。とまで声高らかに言っても返論する者もいない…土地(母)は唯借り物なのでしょうか?婦人の体を道具と視るのは、婦人を無視する口実に過ぎません。恥辱の限りです。栄誉を奪われることは、死んだと同じです。ここに至っては、仮令命を失っても、心を金石の様に堅くして、男子のわがままを防ぎ止めるべきです。
 
 一代の夫婦で、一代の家を興し、系図も夫婦の系図とし、財産も夫婦の財産、夫婦力を協(アワ)せて生涯を終わる。これを「皆老同権の夫婦」と言うのです。
 家にとっても、国にとっても、婦人を一人前の人と認めることは、甚だ利益な事なのです。


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3学期が始まりました。

 昨年に続き、中津市の六年生(約800人)へ「ひびのをしへ」月めくりカレンダーを配布させていただきました。
 思い返せば2015年8月に国が進める東京五輪までに「全国100ヶ所に日本遺産を造る」に声をあげた時、大分合同新聞(東西南北欄)に、中津には諭吉の残した教育遺産がある!と言っていただいた勢いで出来上がりました。
 郷土の偉人を知り、郷土を愛する子供達の心のレガシーはいつかきっと花開く事でしょう




会計報告

お順さん基金
10名(内家族1)=9名×500=4,500円
              エアコン代=▲200円

              基金合計=39,640円

 新しい年が始まりました。
 皆さんの元気なお顔を見る事が出来、とても嬉しく思います。まだ寒い日が続きますが一人でも多くの出席をお待ちしております。先生に負けない様に…(会計 松本ひろ子)


第6回「日本婦人論 後編」を読む集いは平成29年2月5日(第1日曜日)PM6時〜7時30分を予定しています。
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2017年 明けましておめでとうございます。

2017/01/01 00:00
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 新年最初の「たなくじ」(NHK:Eテレ)は「大躍進の1年」に気を良くしているのですが、

 何が???が謎です…。

 でも夢がある限り老いないと言いますから「今が青春」の銘を胸に抱いて七十路を羽ばたいて行きたいと思います。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。







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第4回 「日本婦人論 後編」を終えて

2016/12/09 00:28
汝、自身を知れ  
 
 籠に飼われた鶯が籠から出るのを知らず、放れ馬が疑いもなく馬舎に帰るように、年月すり餌に養われ飼葉の味に慣れれば花にさえずり、野に駆ける本分も忘れてしまっているのは何と残念な事でしょう。
 「アポロン神殿」に刻まれた言葉にあるように、自分の身の上を知ることが我日本国の男女共に一番心掛けて勤めるべき事です。
 今、儒学者流の『女大学』の大意は、女の七去、五疾、等の女性の寝起、飲食も自由に出来ず、家の外へも、人の付き合いも妨げています。文中の男女の文字を入れ替えて見たらば、男子は有難くこの女大学の教えを納得するでしょうか?

 これを改良するには、儒者の教えを推し進めて、その教えの誤りを直していくのが良い方法だと思います。例えば、「恕」という誠に申し分の無い聖人の教えがあります。…己の心の如くに他人の心を思いやる…男子の身に堪えがたい事は女子の身にも堪えがたいのです。男子に内証があれば、女子にも内証があっていいのです。共に春の花に戯れ、秋の月に遊べる世の中を作りましょう。
 このように恕の教えが男女双方に通用されるようになれば、我々の目標す処はついに「心願成就」となるのです。

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《福田先生の資料より》

 貝原益軒(1630〜1714)著
「女大学」
 女性の心得を家庭生活に限定し、具体的な作法や躾、技能や教養、心構えを力説したもの。殆どの漢字に振り仮名をつけ、大字、平易、平板、簡素、縮約、本文を手習い、読み覚えつつ内容を理解していく女子のための読本用兼習字用教科書


 「養生訓」
 万物のうちにあって、人間を人間たらしめる「人間性」を強調…万物の根源は「理」に基づく「気」の働きによって生ずる…これこそ教育で、上下貴賎無く、男性も女性も一人の例外なく教育を受ける権利と義務がある。

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 封建社会から家長制度へ。戦争も無く、出版技術が進む時代

 時代こそ(200年余)違いがあっても、両先生(貝原・福澤)は女性教育者です。時代と共に変容していかざるを得なかった論争は、まさに「百花咲き乱れ」て第二次世界大戦終了まで続くのです。今では「歴史的産物」となった感はありますが。
 女性として!望ましい家族とは?!
 新年からも引き続き学べると期待しています。

 来年もどうぞ宜しくお願いいたします



会計報告

お順さん基金
11名(内家族1)=10名×500=5,000円
              エアコン代=▲200円

              基金合計=45,240円

▲10,000円(来年のひびのをしえの挨拶状)平成28年12月

平成29年度へ繰越金 35,240円

 先生の元気な1年それにいろいろな参考資料と本のプレゼントなど感謝します。また新しい年に元気にお会いしましょう。(会計:松本ひろ子)


第5回「日本婦人論 後編」を読む集いは
平成29年1月15日(第3日曜日)PM6時〜7時30分を予定しています。



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第3回 「日本婦人論」を終えて

2016/11/08 22:49
【第7、8、最終話】人生家族の本は夫婦にあり  
 
女性(母体)の心身の発達の強壮が望めないこの数百年来の弊害の源は、天然ではなく、人為でなったものだから、人為の工夫に頼るのは勿論ですが。

 大いに改革して、根底より一新、やらなければならないことです。空想のもの、笑い種で終わらせてはいけません。

 責任も無く、快楽もない、日本女性の権利を改良して平等となり、居家の権利も勝ち得たとすると、責任の重さ(心配)が生じてきます。しかし、その「責任を持つ」ということの意義が大切なのです。

 責任(心配)は苦楽共にあるのです。

 良人の言うままに玉の輿にのったつもりが、路頭に迷うより、心身共に元気になろうとする努力は、いかに愉快な事ではないでしょうか。又、女性も権利さえ挽回すれば、夫婦も一層親密になるはずです。その親愛の中に、自ら一片の敬意を加えて、初めて情を全うできます。夫婦の間は情こそあるべきなのです。

 私は男子に向かって多くを求めているのではなく、女性の為に良いことばかりを言っているのでもありません。
 「人間世界の自由快楽は、男女共有のもの」だからです。
 女性の首についた鎖をとってやるべきです。


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 福澤先生の女性論は

 「人倫の大本は夫婦なり」 
 『中津留別の書』(明治3年)留守居町の敗窓の下に記した35才の時より、生涯を通じて福澤先生の一番の関心事について、福田先生はまとめてくださいました。
 
 @母子家庭という環境(母お順さんの影響)
 A3度の海外渡航(女尊男卑に驚くが、決して日本はお手本に
             するべきではないと、強く思われた)
 B『女大学』の出現により自論で反論
  ・権は財に由って生じ、財は権の源
  ・婚姻の権利平等は資産も平等であるべき
  ・人間世界の自由快楽は男女共有
 C家父長制度(明治31年 明治民法)の成立
   旧家族制度(家)が改正された事と外国人雑居で人々の生活
   に新たなモラルが必要思われた。


 「女性の首の鎖を取ってやろう!!」という福澤先生の女性論は当時、相当な批判(家族にも義塾にも受け入れられない)の中一貫した主張は、カッコイイとしか言いようがありません。


会計報告

 お順さん基金
 11名(内家族1)=10名×500=5,000円
             
              基金合計=40,440円

 今年もあと1回。全員参加で締めましょう。体に気を付けて会いましょう(会計:松本ひろ子)

第4回「日本婦人論 後編」を読む集いは12月4日(第1日曜日)PM6時〜7時30分を予定しています。



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「ひびのをしへ」韓国語に

2016/10/27 23:46
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 学問のすゝめ十六編
 「他人に文句を言うより、自分でやりなさい!」

…の言葉にうながされて、「多くなった韓国の観光客にあったらいいのに!」を実現しました。
 
 私に韓国の友達である慎仙花さんと、筆ペン教室の先生のご子息で書道家の菅賢太さんという強い味方がいたから、すんなりと韓国盤「매일의 교훈」を作ろう!と思い立てたのだと思います。
 
 そのできたてホヤホヤの冊子をお土産に晋州市へ行ってきました。
 中津市のJCは晋州市のJCと40年来の姉妹都市だそうです。この40年で40万の大都市になった晋州市は、茶芸の最も盛んな町で韓日交流茶会は大変な歓待を受けて、楽しい思い出となりました。諭吉先生のひびのをしへ…記念となる小さな一歩でした。
 
 夢は膨らみます。

 集いのオリジナル小冊子はきっかけに過ぎません。
 日本の誇るあのすばらしい「学問のすゝめ・初編」(初編だけでいいのです)が、韓国語版、英語版、中国語版等と翻訳されて、世界へ大きく門戸を開いている中津市から発信する夢です。


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第2回 「日本婦人論」を終えて

2016/10/05 13:04
【第4】婚姻の自由  
 昔より我が国は多妻を法で禁じていません。
 今、士族は家より公用を先にして、商人は利を重んじて離別を軽んじまています。世間の常識となっている「節婦両夫に見えず」(史記)では、寡婦(未亡人)の再縁を貞節の道に外れると咎め、女性も人生はそうあるべきと信じて、外に向けて不平を言わないのが栄誉のように云われています。一方男子は多妻法の中に悠々として再婚、再々婚をしています。公法に於いても、世間の習慣に於いても、未亡人の再婚は禁じていないのに、女性の運命は憐れむべきものです。

【第5】快楽は情の食物 
 女性が食物に満足しないと、情で体を害します。
 一見健康そうでも、精神が萎縮すると全身に表れ、医者の薬さえ効かなくなります。医者も原因は春情だとわかっていても言いません。儒教流の教えにならって、「淡味小食」を進めて従わなければ不養生と片付けます。男子は反対に過食を注意するだけ。西洋医学では人身形体の栄養に付いては、精粗過不足を詳しく漏らさず教えています。
 今、女性も多少の楽しみ(和歌、歌舞伎、三味線)はありますが、もっと大事な事は食べ物の事なのです。


【第6】儒教の弊害 
 昔、婦女子も字を学び、和歌を嗜み、月、花に戯れてほとんど男子と違いませんでした。ふしだらな交為があったとしても、片方だけを咎める事をしないのは、歴史を振り返ればわかるはずです。女性の進退が今日のように窮屈、不自由になったのは、徳川の治世以来のことです。戦乱が終わり(1615年大坂夏の陣)太平になり、儒教が世間に出廻って来たからです。
 人の私徳を正し、私生活を慎む教えは、その鋒を女性の一方に向けました。衣食住の自由はともかく、快楽の一点では俗に言う「真綿で首を絞めるような」この虚飾は幾百十年に続き、今日の社会の子々孫々に及んでいます。昔の活発で自由だった時代を忘れてしまっていないでしょうか。


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 男女の同権説き続ける。
         日本婦人論から――樋口恵子


 今の私達は太古の昔ではなく、江戸時代から明治にかけての支配的だった近過去に影響をより強く受けている。女性が「心身共に薄弱なのは天然でなく、人為でなったものだ」と諭吉先生は言い切っている。そして自分の工夫で変えるシステムを提示していく。
 家族の根本は夫婦、その夫婦は平等(新姓も有り)女性の視点から置き換える確かさ、鮮やかさ、アイデアの面白さ。的確に人の心に届く言葉で時には妥協も必要と学んだ。明治の初期から男女平等がつくる社会の品格を描き出した。
日本最高紙幣の顔として登場し続けて欲しい。
 
    (福田先生資料 平成17年2月20日大分合同新聞)



 若いUターン者です。
 若いだけに反応も速い!きっと吸収も速いでしょう!仕事に子育てに頑張っていらっしゃる津末麻里亜さんのコメントです。

 「地元中津に戻り、子育てをする中で、我が子に中津の歴史や福澤諭吉先生の事を伝えたいと思った時、自分が無知である事に気が付きました。そんな時にお声掛け頂き、まずは親が勉強しなくては!という思いで参加致しました。初回を終え、福澤先生の教えは、現代社会にも通じるところが多くあり、日々の生活の中で抱える悩みに対する答えを示してくれている様でした。社会人となって改めて学べる事を有難く思います。参加者の皆様の見解も様々で面白く、あっという間の90分でした。次回が待ち遠しいです!!」 




会計報告

お順さん基金
12名(内家族1)=11名×500=5,500円
              エアコン代=▲100円

              基金合計=35,440円

 すごしやすい季節に入って来ました。先生の元気に負けないように皆さんも頑張って読み会に出席して下さい。(会計・松本ひろ子)


第3回「日本婦人論」を読む集いは11月6日(第1日曜日)PM6時〜7時30分を予定しています。
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第1回 「日本婦人論」を終えて

2016/09/25 18:24
「日本婦人論」
明治18年6月4日から8回にわたり、時事新報の社説として発表されたもの。


【第1】  
 人種改良については、他力(内外の雑婚)と自力(男女の体質の改良)が言われていますが、等閑(なおざり)に出来ないのは、日本の婦人の心を活発にして好子孫を産んで欲しいからです。
 しかし、私の見る限りでは今の学校現場では期待ができない!と言うのも、人間教育とは、喜び、悲しみ、安定と混乱はその人の責任で教育され、歳月をもって自ら品格も備わっていくものだからです。顧みて日本の女性を見れば、人生において、何ら責任も無く、三界に家無く、子供を産んでも良人の子で預かって育てているだけで何の権も無く、又責任も無い。甚だしい無礼な教育ではないでしょうか。


【第2】 
 日本中の家婦は男子の恵みに依って存在し、安危運命も男子の手中にあるといって云い。どこにも責任が無い代わり、地位は甚だ低く、随て苦楽も甚だ少ない――今の学校教育は唯盆中の松のようです。
 今、教育は儒教主義でいう淑徳謹慎(上品に言行を控える)を教え込み、妨げるどころか害している。私は西洋教育が全部良いとは思っていません。ただ、西洋の女性は私産を有し、その権力も持ち、自ら独立し夫に依存していません。そして男性は女性のする事を禁じたりはしません。日本の女性も第一歩を踏み出して欲しいのです。


【第3】 
 日本女性の憂愁(心配・悲しみ)の最大の原因は自由な恋愛感情が束縛されることです。
 人間は形体(食物)と知識(修業)と情感(快楽)と、この三様を具えて初めて人間と言えるのです。昔から世の学者はこの事を心に思っていても論及しませんでした。私は世論の賛否は気にしません。将来日本の女性が心の活発になる手助けになれば、こんな嬉しいことはありません。人間(女性)は木や石とは違います。感情がある生き物なのです。




会計報告

お順さん基金
12名(内家族1)=11名×500=5,500円
              エアコン代=▲100円

              基金合計=30,040円

暑い毎日もやっと通り過ぎて、すごしやすい季節に入りました。新しい「日本婦人論」に入り、身近に自分を置きかえて考えを深めていけたらいいなあと思い、これからが楽しみです。(会計・松本ひろ子)


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お順さんの宗教観

2016/09/23 16:29
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「私は寺に参詣して拝むことは、おかしくてキマリが悪くて出来ぬ。」

 と、常に言いながら、毎月お米を持参して墓参りは欠かした事がなかった。
 諭吉が7才の時、軽い天然痘にかかり、羅漢寺にお礼参り…お順さんは三田龍源寺に眠っておられます。(77才没、明治7年5月8日)



 福沢村―足柄村

 多くの中津藩士の菩提寺である、龍源寺の住職、大島仁宗師が、老後、足柄上郡千津島村の天福寺に転住した御縁で、先生と足柄村との交流が始まりました。足柄村は町村制(明治22年)により六つの村の合併の際に福沢村と改名され、福沢神社、福沢小学校もできました。(この時先生はどんな顔をなさっていたのでしょう?

 その後平成11年11月28日「福澤諭吉翁と足柄を考える会」が発足されました。
 設立趣意書では「福澤諭吉が郷土足柄に残した軌跡や人々との関わりについて、調査を通じて翁の人間像、思想等について、改めて現代の目で捉え直し、我々の地域づくりに生かしていく。」事を目的とすると謳っています。
 この会が何より素晴らしいのは「福沢を考える」動きが自発的に起り、草の根の運動として国民の共有財産として福沢を考えた事を私達は見習わなければなりません。是非どのような地域づくりを進めたのか福沢村を訪れたいものです。


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残暑御見舞い申し上げます。

2016/09/05 12:02
 猛烈な暑さに耐えた私共のたしなみ、月一回の集いの日に、今夏初めての台風の為、9月4日から9月18日(第3日曜日)に変更となりました。


  さて、6年目を迎えた諭吉音頭は、今年も中津祇園祭、灯ろう祭(七観音祭り)、耶馬溪千本づきフェスタと皆さんと、楽しく踊ってお披露目することが出来ました。

 『諭吉の母、お順さんを朝ドラへ!!』の活動に合間って、子供達へ町内の盆踊りへ、学校の運動会へ…と、中津ふるさと音頭と共に広めて行きたいと計画していますので、応援よろしくお願いいたします。

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先生たちにお願い!中津の子らに諭吉のことを教えてあげて!

2016/08/22 00:48
 我が集いは俄か仕込みの諭吉ファンのおばさま達の集まりですが、おじさま達の中には長年教鞭を執ってこられたプロの教育者だった方もいらっしゃいます。そんな秋吉稔先生の日々の思いを聞いてみました。


 「先生たちにお願い!
  中津の子らに諭吉のことを教えてあげて!」

                        2016・8月 秋吉 稔


 福田一直先生による「学問のすすめ」全17編の講義が8月7日に終わった。去年の2月1日から18カ月にわたり、先生は福沢オリジナルという縦糸の間に、実に幅広の思い切った味付け・色付けのある横糸を織り込んでナマ福沢を堪能させて下さった。
 「学問のすすめ」初編の出だしは『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云へり』で始まる。『と云へり』を省いてしまう人が多いのは困りものだが、その趣旨は「学ぶか学ばないかで賢人か愚人かが決まる」というものである。せっかく身分制度がなくなったという今こそチャンスだよと、中津の子供たちに気合を入れるためにこの本を書いたのである。明治4年、福沢諭吉38歳であった。

 山口県萩市の明倫小学校では、昭和56年以来、毎朝、吉田松陰の言葉を生徒全員で声高らかに朗唱している。学年ごと、学期ごとに言葉はちがうから一人の小学生が卒業までに合計・3×6=18の言葉を覚えることになる。小学生には難しすぎるとの意見もある。しかし、昔から素読という学習方法もあり、「読書百篇、意自ずから通ず」の言葉どおり、毎日声に出して言うことにより、だんだんと意味がわかってきたり、大人になってある日ふと意味が分かるという楽しみもあるようだ。
 実例として、1年生、3年生、6年生の第3学期の朗誦文を挙げる。
1年生: 親思うこころにまさる親ごころ きょうの音ずれ何ときくらん
3年生: 人賢愚ありと雖も各々一二の才能なきはなし湊合して大成する時は必ず全備する所あらん
6年生: 天地には大徳あり 君父には至恩あり 徳に報ゆるに心をもってし 恩を復すに 身をもってす 此の日再びし難く 此の生復びし難し 此の事を終えざれば 此の身 息まず
(ソウゴウ、)(フタタビ)

 アメリカ全土の公立小中学校には毎朝の朝礼の時に「忠誠の誓い」の朗誦がある。小学校1年生でさえ起立して合衆国国旗に顔を向け、右手を左胸の上に置き、クラス全員で唱和しなければならない。しかも月代わりの当番まであって、クラス全員を前に各節をリードする。アメリカ合衆国議会もまた、「忠誠の誓い」の暗誦で開始される。(*月曜だけのところ、一部の高校のところもある)

 「忠誠の誓い」・Pledge of Allegiance---の内容を見てほしい。日本の高校3年生の学ぶ英語よりむつかしい。

I pledge allegiance to the Flag of the United States of America, and
to the Republic for which it stands, one Nation under God, indivisible, with liberty and justice for all.

(私はアメリカ合衆国国旗と、その国旗が象徴する共和国に、つまり万民のための自由と正義を備えた神の下の分割すべからざる一国家に、忠誠を誓います)

 さて、本題---
志ある中津市の学校の先生たちへ---福沢諭吉の言葉を中津の小学校、中学校で暗唱、唱和する試みを始めてみませんか。また、幕末の頃のアジア全域が白人により次々に植民地化される中にあって、福沢諭吉は単なる1万円札のおじさんではなく、いかにすばらしい偉業を日本のために為したかを中津の子供たちにぜひ教えてあげてほしい。福沢の名言の数例を挙げる。


「学ぶ」

 天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云へり

 人は、生まれながらに、貴賤貧富の別なし。ただ、良く学ぶ者は、貴人となり、富人となり、そして、無学なる者は、貧人となり、下人となる

 賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとによって出来るものなり

 学問の本趣意は、読書に非ず、精神の働きに在り。

 読書は学問の術であり、学問は事業の術である。

 活用なき学問は、無学に等しい。

 一度、学問に入らば、大いに学問すべし。農たらば大農となれ、商たらば大商となれ



「人生・生活・家庭」 

 今日も生涯の一日なり

 自ら労して自ら食うは、人生独立の本源なり

 未だ試みずして先ず疑うものは勇者ではない

 顔色容貌の活溌愉快なるは人の徳義の一箇条にして、人間交際において最も大切なるものなり。

 自分の悪かったことに気が付いて改めるというのは立派なことだ。

 自由と我儘との界は、他人の妨げをなすとなさざるとの間にあり

 人は他人に迷惑を掛けない範囲で自由である
 
 一家は習慣の学校なり。父母は習慣の教師なり



 諭吉の「いい言葉」は出版されたもののほか、ネットで「諭吉の名言・格言集」を見ればいくらでも見つかる。「中津を粋にする会」には福沢諭吉その人についての資料のほか、多種多様の名言ストックも用意されている。
 いずれ中津を出て日本全国に散っていく中津生まれの若い世代が、異郷の地にあって、故郷の偉人・福沢諭吉について語れるだけのウンチクをいまのうちに蓄えられればいいと願っている。



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「学問のすゝめ」十七編を終えて

2016/08/11 07:57
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栄誉、人望は望むべきか、然り努力して求むべき
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 一般に、人間世界に人望の大小軽重はあっても、人望(人の役に立つ)を得れば商売にも著書にも反映してきます。60kgの荷物を持てる人に60kgを持たせたり、100万円がある人に100万円貸すのは、ここでいう人望(信用)に関係ありません。人望はその人の才能と知恵の働きと正直な心、つまり誠実さによって徐々に備わっていくものです。

 しかし世間は人望と似ても似つかぬホンモノ、ニセモノ、善悪入り乱れてどれが真実なのか区別が付かない状況です。
 人間の知識、人格はまさに花の咲く樹なのです。そして栄誉、人望はその樹に咲く花なのです。大いに花を咲かせましょう。

 そのためには、

 第一 「言葉」を効果的に使う。
 第二 人に接するときには明るく
 第三 古い友を忘れず、新しい友を求める
 
 第三については
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 子曰不患人之不己知。患不知人也
 自分のこと誰も分かってくれなくてもがっかりする事はありません。それよりも大切なことは周りにいるひとやお友達などがどんな人なのかを自分が正しく知ることです。
 (こども論語塾注釈)
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 も大切な事です。

 「道同じからず」であっても人間を毛嫌いすることはありません。(明治九年十一月出版)



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 資料より 「学問のすゝめ」最終編〆
  〜佐藤きむ(平成18年11月記)

 第16編から
 「心事が高尚で働きが乏しい人は不平不満が多い」
 これはまさに今大きな社会問題となっている。働こうとしない現代の若者の姿そのもの!
 第17編では「書生が日本言語が不便利にして、文章も演説も出来ぬ。ゆえ、英語を使い英文を用いるなぞと馬鹿を言う者あり。按ずるにこの書生は日本に生まれて未だ十分に日本語を用いたる事なき者ならん。」と福澤先生が述べているのは痛快!
 現代の日本人は日本語に習熟して話すことに上達するよう努力すべきだと結論づけている。
 〜世の中グローバル化にして、孫の英語上達に喜んでいるグランドマザーですが、今の世に決して古くないこの教えをどう生かして行くか!隗(自分)より始めなくては!と思い至る楽しい1年5ヶ月でした。



   お順さん基金報告
   10(内家族1)×500-200(エアコン代)=4,300円
   トータル:24,640円


 「学問のすゝめ」2回目が終わりました!皆さんそれぞれ得るものがあったことでしょう。次の婦人論が楽しみです。(会計松本ひろ子)


9月の集いは「日本婦人論」です。9月4日(第1日曜日)9月18日(第3日曜日)午後6時〜7時半を予定しています。
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「学問のすゝめ」十六編を終えて

2016/07/07 15:24
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功に食まして、志に食ましめず
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独立には有形(形)と無形(精神)の独立があります。今、世の中は物質的(家庭や家業)にとらわれて精神(志)が妨げられる事が多いのですが、物質的独立無くして精神の独立はありません。「独立の第一歩は財産づくり」です。精神の独立のためにもお金を賢く生かす事が重要です。

 精神の独立の理想(志)と結果(功)は互いに補い合い一致していなければなりません。しかし、理想が高尚遠大過ぎてことごとく理想にかけ離れ実現させる行動力に欠けると、世間が不親切だとか、仕事が無いとか、自分を責めずに他人を責めたり。他人を軽蔑すれば、必ず他人から軽蔑される世の中でいちばん気の毒な人になってしまいます。
もし、他人に不満があれば自分がやってみることです。

 人の理想には高尚であればあるほど、世の中に有用な働きが出来ますが、場所柄や状況をわきまえて、独りよがりの理想を振りかざしたりせずに、行動力に応じた仕事をすれば自然と活動的になり、理想と活動が一致して楽しくなるはずです。世の重大事から、ごく些細な事にいたるまで自分と他者との立場を比較し理解すれば、そこに大きな誤りを生じることはありません(明治九年8月 出版)

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  ・明けても暮れても唯母の話を聞くばかり、父は死んでも生きているようなものです。

 ・厳重な父があるでもないが、母子睦まじく暮らして、兄弟喧嘩などただの一度もした事がないのみか、かりそめにも俗な卑ろうなことは知られないものだと育てられて、別段に教える者もない。母も決してやかましい、むずかしい人でないのに自然にそうなったのは、やはり父の遺風と母の感化力でしょう。(福翁自伝)

 ・「門閥制度は親の敵でござる。」は、一身の独立を阻み一国の独立の障害になるものだと考える不自由さが諭吉の思想となった。

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諭吉(常に女性の味方)を育てたお順さんは母子家庭であったが
父百助がいつも家庭の中心であった。

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   お順さん基金報告
   16名(内家族1)×500=7,500円
            エアコン代=▲200円
   トータル:20,340円

 今回は登録されているメンバー全員出席(初めて!)嬉しい悲鳴です。8月が十七編(最終話)も全員揃いますように願っています。(会計松本ひろ子)


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※蘭月=旧暦の7月
   

「学問のすゝめ」十七編の集いは8月7日(第1日曜日)午後6時〜7時半を予定しています。

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諭吉の母、お順さんを朝ドラに!

2016/06/22 00:50
キャッチコピーは…

「お順さんの夢の会」…はどうですか?

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平成28年6月20日 大分合同新聞より



 さあ、夢の船出の準備をしましょう。
 お順さんは百助さんと結婚する(19才)まで中津に19年間。
 その後大坂転勤して夫が亡くなる(32才)まで大坂に13年間。
 5人の子供(2男3女)を連れて中津に帰って
 東京に行くまで中津に42年間。
 東京では孫に囲まれて77才の生涯でしたので東京に4年間。
 
 もしNHKの朝ドラになれば大雑把に中津15:大阪3:東京1の舞台話になるはずです。素晴らしい文章の「東西南北」さんのお陰様で中津でのエピソードは意外な面白い話や人物が登場しそうです。

 それに一日一訓の中にある
「家の美風、その箇条、様々なる中にも、最も大切なるは家族団欒」…愛のドラマになる事でしょう。

 黒田武士顕彰会の方々(ライオンズマン)が大坂、東京の地元のライオンズマンと交流しながら進めてゆけば夢が現実に!近くに!見えて来ましたヨ〜。

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お順さんの取材中(中津にて)



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