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みんなの「諭吉の母、お順さん」ブログ


第1回「男女交際論」を終えて

2017/08/09 23:19
人間(ジンカン:社会)交際

 漸く字の読む通り、社会交際(朋友、同業、同学、同国)の相互いの往復が始まりましたが、残念な事に唯、尚、男子間だけのことで、日本文明もまだまだ誇れるものではありません。

 数千年来の古人の教え(儒学)は未開人に対して始まった教えでした。今や人智の進んだ世界ともなれば、その時々の人心に適合するよう改良されるべきなのに、一心一向に死守し、極端に走っています。人間(社会)習慣の至大至重の問題を、古今の学者が軽々しく看過ごしている責任は重大です。

 儒学では(君子ならざれば小人)(孝ならざれば不孝)(忠ならざれば賊)と、その間に一毫の余裕を許さない二分法は、私の最も合点しない所です。又、男女間では夫婦別あり(他人のように礼を尽くす)、男女席を異にすべし(礼記)男女を陽と陰と名付け引き離す。学者の脳中には貞実と婬乱の思想があるのみ。その貞と婬の中には無限の妙処があることを忘れています。西洋では、男女を電極のSN極のように互いに相衝き、相近づき、相親しみ、その中には無限の情があると説いています。獣、草木、生きるものすべて、まして万物の霊たる人類は尚の事です。男女を引き離すばかりの儒者の心の狭さは見過ごせません。

 男女の交際には肉体の交(まじわり)と情感の交があります。肉交は肉交のみを以て終わるべきではありません。双方、相互に会話し、同食して言わないまでも無限の情を感じるのは山水の景勝に遇って感動し、南風を薫ずる様…これを情感の交といいます。肉交、情交どちらも至大至重で、どちらも欠いてはなりません。(明治19年5月26日)


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福田先生の資料より@

米軍伝単・・・自由主義のすすめ
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慶應義塾 福澤諭吉協会理事
西川 俊作

 本土空襲も酣(たけなわ)の1945年2月半ば、アメリカ軍は日本国民の心理攪乱、戦意阻喪を目的とした謀略伝単(宣伝ビラ)を全国各地の上空より大量に散布した。
 内容は・・・

 @福澤肖像は画でなく写真。
 A「天は人の上に・・・」(学問のすゝめ)から引用されていた。
 B筆者は日本人の公算が強い。
  言語上の改善は、捕虜日本兵士が加わって作成した(らしい)

 

 福田先生資料よりA
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 昭和9年真山青果作「福澤諭吉」
 明治3年秋、中津に母お順を迎えに行き、その帰途、大坂の蔵屋敷に居た親戚藤本箭山に寄留したときの出来事、三幕

 登場人物:諭吉、お順、朝吹、中上川、増田、藤本



会計報告

お順さん基金

8名(内家族1)7名×500=3,500円
       エアコン代=▲100円
                 
        基金残高 22,300円
              

 台風の心配をしながらの読み会でしたが、無事に出来ました。暑い毎日が続いております。体には十分気を付けて9月にお会いしましょう。(会計・松本ひろ子)

第1回「男女交際論」を読む集いは9月3日(第1日曜日)PM6時〜7時30分を予定しています。






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第3回 「日本男子論」を終えて P 183〜193

2017/06/07 23:08
後世子孫の幸福 

 外国と交際を開いた今思う事は、政治(人)社会は潔清無垢で、一点の汚痕もあってはならない事です。又、外国人に我、日本国の事情を知ってもらう事も大切です。外国人に日本国中外観を飾り、西洋流の文明開化にならい、労して功無く、費やして益の無い事が行われていますが、居然自得(あくせくせず悟る)して、ありのままのアジア人日本を知ってもらうべきです。

 外国人のヤソ教についても、ヤソの教えは果たして立派で立国に必要ならば、我国にも無名の教民がたくさん居て、決して日本は不徳の国ではありません。…只、男女関係(交際)論に及べば、今の醜行を恥じずにはいられません。

 日本には未だ、真実の家族は無い!家族が無いという事は国も無い!…未だ国を成していない状態です。早急に我国軽薄男子は、徳義上の過ちを改めなければなりません。内行の醜美は、自身の内の問題ですが、今流行のコレラ毒と同じように、一点の汚痕は、精神を腐敗せています。何の言い逃れも出来ません。

 後世子孫の幸福とは、何をもって最もとするか 
 「独立の対面を維持し、日本国の栄名を不朽に伝える。」事、日本男子は身を思い、国を思っていただきたい。



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※八重
 (緒方洪庵の妻)


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 諭吉を育てた二人の母。
 両性の協力が新しい家、新しい社会の構成の単位となるだけでなく、文学、教育、実学に於いて女性は社会に貢献すべきである。(諭吉)




会計報告

【お順さん基金】
@ 6名(内家族1)5名×500円=2,500円
                ▲100円(エアコン代)
A  57,640円(前月基金合計)
  ▲42,040円(寄贈机代)           
   ▲5,000円(市長お土産人形代)      
6月4日現在 (@+A)基金残高 13,000円
              
 寄贈する机が届きました。今回欠席の方も来月楽しみにお越し下さい。(会計・松本ひろ子)




第4回「日本男子論」最終話を読む集いは7月9日(第2日曜日)※変更されています。
PM6時〜7時30分
を予定しています。



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お順さんと大阪

2017/04/11 00:01
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 お順さん(20才)と百助さん(32才)の新婚時代(12年間)の地、大阪を訪ねてきました。

 5人の子供を産み育んだ大阪堂島玉江橋北詰にあった中津藩蔵屋敷での生活はドラマになれば貧しいながらも幸せで生き活きと暮らすお順さんが描かれることでしょう!!


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玉江橋工事中の写真は、夫を亡くし、5人の子供を連れ傷心の帰郷をした安治川口の船着き場のあった場所は、わかりませんでしたが、かつての住居に一番近い玉江橋を見つけて感激でした。

(たの)しむという意の適塾
「先生の平生、温厚篤実、客に接するにも、門生を率いるにも、諄々として対応倦まず(丁寧に諭し教える)、誠に類ひまれなる高徳の君子なり」(福澤諭吉)


 我集いが応援している、黒田武士顕彰会のメンバー(中津沖代ライオンズクラブ)が、姉妹提携をしている御縁で、大坂福島ライオンズクラブに訪問し、協力をお願いしてまいりました。会員28名の皆様には、もちろん、粋にする集いオリジナルの「ひゞのをしへ」と諭吉を抱いた「お順さんブローチ」のお土産でよろこんでいただきました。


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           ブローチ製作:黒田幸子






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お順さんの宗教観

2016/09/23 16:29
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「私は寺に参詣して拝むことは、おかしくてキマリが悪くて出来ぬ。」

 と、常に言いながら、毎月お米を持参して墓参りは欠かした事がなかった。
 諭吉が7才の時、軽い天然痘にかかり、羅漢寺にお礼参り…お順さんは三田龍源寺に眠っておられます。(77才没、明治7年5月8日)



 福沢村―足柄村

 多くの中津藩士の菩提寺である、龍源寺の住職、大島仁宗師が、老後、足柄上郡千津島村の天福寺に転住した御縁で、先生と足柄村との交流が始まりました。足柄村は町村制(明治22年)により六つの村の合併の際に福沢村と改名され、福沢神社、福沢小学校もできました。(この時先生はどんな顔をなさっていたのでしょう?

 その後平成11年11月28日「福澤諭吉翁と足柄を考える会」が発足されました。
 設立趣意書では「福澤諭吉が郷土足柄に残した軌跡や人々との関わりについて、調査を通じて翁の人間像、思想等について、改めて現代の目で捉え直し、我々の地域づくりに生かしていく。」事を目的とすると謳っています。
 この会が何より素晴らしいのは「福沢を考える」動きが自発的に起り、草の根の運動として国民の共有財産として福沢を考えた事を私達は見習わなければなりません。是非どのような地域づくりを進めたのか福沢村を訪れたいものです。


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